公認会計士ランキング

会計と財務、税務の専門家として上場企業が作成した財務諸表を監査し、「監査証明業務に基づく報酬」を得る公認会計士と監査法人は、「資本市場の番人」といわれる。その番人に今、大きな変革の波が押し寄せている。一つは、企業の「サステナビリティ情報」の開示義務化だ。この保証業務を担うと期待されるのが公認会計士であり、業界は新たなビジネスチャンスに沸いている。一方で、金融当局による監査業務の規制強化も進む。複雑化した監査業務に現場は疲弊。若手の確保や育成の難易度も一段と上がっている──。激動のただ中にある公認会計士業界は、どこへ向かうのか。特集では、公認会計士のキャリア、年収、出世の法則、業界の勢力図などの最前線をレポートする。さらに、上場企業の監査報告書に署名する公認会計士2364人を対象として、公開情報を基に各会計士が獲得した監査報酬の推計額を算出し、ランキングを作成した。資本市場の番人の中で、最も多くの監査報酬を獲得した“トッププレーヤー”は誰か、そして、“トップ監査法人”はどこか。本邦初のランキングで大公開する。

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