2025年05月14日
建築資料研究社 全139ページ
地球に生命が誕生した5億年前から長い年月をかけて、土は育まれています。 日本語でも、土壌、粘土、農業用の土、大地と、土が意味するものは幅広いです。 土は地球そのもの、そして地球が生み出す生命の根源です。 最近では土壌学の観点から、 地球環境や生態系と、土との関係も多く語られるようになりました。 温暖化をくい止める鍵のひとつとして、研究も進んでいるようです。 建築の分野でも、建設発生土を活用するなど、 土の循環を意識した取り組みが世界中ではじまっています。 先人が培ってきた工法を基本としながら、 その原理を理解し、現代的な感覚で表現している左官の仕事からは、 土を使った建築の自由さと心地よさが感じられます。 やきものとしての魅力に加えて、工業製品としての可能性を拡げていく タイルを使った空間には、 土のもつ温かさや懐かしさと、新しさが共存しています。 土の世界の一端を学びながら、 地球の、人類の、建築の未来を一緒に考えてみませんか。
地球に生命が誕生した5億年前から長い年月をかけて、土は育まれています。
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